建て方工事〜オープンステアとマイホームデザイナーと梁材と〜

はじめに

一条工務店の『グランセゾン』を2020年6月に着手承諾し、2020年8月に着工した”たんどり”です。

我が家の建て方工事は9月末に始まっています。先週ようやく現場監督さんにお会いすることが出来ました。

グランセゾンの場合、新人等の若い監督ではなく、ある程度経験を積んだ方が監督になるとのことでした。グランセゾンは出始めの商品で、慣れない作業もあるでしょうから、現状ではそんなルールになっているんでしょうね。ちょっとお得な気がします^^

監督さん同席で建築中の家の中に入らせてもらい、写真を沢山撮影してきましたので、今回はその写真を元に我が家の工事の状況を紹介していきます。

項目を適当に並べてしまいましたので、ちょっと読みにくいかもしれませんが、ご容赦ください^^;

我が家の工事の進捗に関する記事は、カテゴリー『工事の進捗』にまとめていますので、あわせてご参照ください^^

外壁の構造用合板の色合いが異なる理由

こちらは以前、外から撮影した画像です。外側の構造用合板の色が異なる理由を確認してみました。

回答は、樹種の違い等による色の違い、とのことでした。製造時期によっても異なるのかもしれません。当然ですが、防蟻処理漏れということでは無いようです^^

出典:一条工務店

ちなみに上の画像が一条工務店さんの防蟻処理範囲です。1階の柱や構造用合板も防蟻処理されます。他のハウスメーカーではなかなか見られないような、広範囲の防蟻処理となっています。

耐力壁の見分け方

先日の記事で少し触れていた耐力壁の見分け方について、監督さんに確認してみました。

耐力壁は、窓の無い外壁と、構造用合板の貼られた内壁を指すとのことです。いずれも1マス分の幅が必要です。

上の画像の赤い○の壁は、外壁沿いでは無く室内に有りますが、構造用合板が入っています。このような壁は耐力壁という扱いです

実はこの壁には空き配管を数本通す予定ですが、窓ではなく空き配管程度の穴であれば、耐力壁として扱うことが出来るようです。

ちなみに、この構造用合板に貼られた小さいグレーの断熱材(EPS)は、断熱目的ではなく運搬時の緩衝材として貼られているんだそうです。剥がれている所があっても心配いりません。

天井点検口

これは天井点検口です。そのすぐ下には太陽光パネル配線用の穴が有りました。

我が家はコストカットのため、小屋裏収納を諦めていますが、天井点検口から天井を開拓していく予定です。

そのため、天井点検口を開けた先にコンセントを設置してもらっています。ちょっとイレギュラーな対応ですね。今思えば、コンセントが可能であれば、いっそのこと照明用の引掛けシーリングをお願いしてみれば良かったと若干後悔しています笑。可能かどうか分かりませんが^^;

小屋裏収納であれば昇降用のハシゴがあって便利なんですが、天井点検口にはハシゴが付いていません。入居後は、登り降りが楽になるような方法を考えたいと思います。

グラスウール

グラスウールも届いていました。グランセゾンではあまり馴染みの無い断熱材です。

防音施工を依頼した場合は、内壁にグラスウールが貼られますが、我が家は防音施工等は依頼していません。尋ねてみると、EPSの隙間を埋めるような箇所に使っていくんだそうです。

天井裏の配管

なんでも、こんなふうに配管を撮影しておくと、完成後に配管の場所思い出せるので役に立つとか立たないとか。

とりあえず天井裏や壁裏の配管は、なるべく沢山撮影しておきました^^

玄関ドア

玄関ドアも設置されていました。三協アルミのプロノーバです。

ショールームで見た時はかなり大きいと思いましたが、実際に家に設置されると、さほど違和感はありませんでした。

実物の色合いを見るのが楽しみです。

断熱材の隙間?

吹抜け部分の壁ですが、断熱材に隙間が空いていました。吹抜けの場合、内部にも足場を組む必要があるらしく、今時点では足場が無いので隙間が埋められていないんだそうです。

足場を組んでから、ちゃんと埋めてもらえるそうです^^

現在の外観

南側からの外観です。家の形が出来て、窓が付き、だんだん家っぽさが増してきました^^

家の周りは白い透湿防水シートに覆われています。タイベックシルバー等の市販品ではなく、オリジナルっぽい商品ですね。

出典:一条工務店

白いシートの上に通気胴縁が張られ、外壁材がその上を覆う形です。壁内通気により、結露やカビを防ぎます。最近ではどこのハウスメーカーも大体こんな感じの施工ですね。

出典:一条工務店

破損した断熱材

中にはEPSが若干ボロボロになっているところも有りました。監督さんに聞いてみると、断熱材が付いた壁を嵌め込んでいくため破損する箇所もある、このような箇所は吹付け断熱材で補修するとのことでした。吹付け断熱材といえばアイシネンアクアフォーム等が有名ですが、一条工務店さんの場合はどんな商品なんでしょうね。

オープンステアの実物の色合い

キッチン側からLDKを見るとこんな感じです。

オープンステアが設置され、大体の形が分かるようになりました。手前のブルーシートは、グレイスキッチンです。

マイホームデザイナーで作成していたイメージではこんな感じです。

大体似たような感じになってますかね。マイホームデザイナーの視点設定では、見やすくするため広角にしていましたので、実際に建ってみると思ったほど広くないなと感じてしまいます^^;

とは言え、マイホームデザイナーは間取りを細かく考えていく際に非常に役立つツールです。家づくりにかける金額が数千万円であることを考えれば、ソフト代の1万数千円程度は安いものだと思います。我が家はマイホームデザイナーで作った間取りとパース図を設計士さんに渡して検討してもらう、という手順を繰り返し、現在の間取りが完成しました。かなり役立ってくれました^^

そのうち3Dマイホームデザイナーについても記事を書きたいと思っていましたが、私が利用しているのは3Dマイホームデザイナー12でして、数年ぶりにnewバージョン(13)が出てしまいましたので、ちょっと微妙なタイミングになってしまいました^^;

ちなみにマイホームデザイナーを購入するタイミングは、newバージョンが出たばかりですし、家づくりの検討開始当初からで構わないと思います。ソフト内には実際にPanasonicやカリモク、masterwal等が出している電化製品や家具等の3Dパーツ(ちょっと古い商品だったりしますが、似たような形のものを選んで設置すれば十分使えます)をクラウドからダウンロードする権利も含まれますが、有効期限は登録後半年間です。我が家と同じように、時間をかけて検討したい方は、とりあえずソフトを購入し、しばらくはソフト内に含まれる家具等の無料の3Dパーツを配置しておくと良いかと思います。無料のパーツも沢山あるので十分検討できます。検討が煮詰まってきたら、クラウドからダウンロードできるようになるデータセンターに登録し、そこから半年間、家具や内装を細かく詰めていくと、無駄なくこのツールを使い倒せるかと思います。無料期間が終了する頃にはソフトに慣れて、自分で既存パーツをベースにグランセゾン設備の3Dパーツを作成できるようになると思います。私もグレイスキッチン等の3Dパーツは自分で作成しました。出来栄えはともかく、イメージとしては役立ちます^^

本題に戻ります。

これもオープンステアの画像です。グランセゾンのオープンステアの柱の色はダークブロンズしかないという話を以前紹介しましたが、実際の柱の色はこんな感じです。

やはり「かなり黒に近い」というのが実物を見た感想でした。踏板の色はダークですが、こちらもなかなか良さそうな色合いです^^

カーテン用の下地

特に依頼はしませんでしたが、カーテンレール設置用の下地も施工されていました。

窓の端に下地材が入っています。この下地材を目掛けてカーテンレールをネジ止めしていきます。

この窓は、画像左側のみ下地材があって、右側には下地材が有りません。この理由について尋ねてみたところ、監督さんが理由を教えてくれました。(監督さんも理由を知っていた訳ではなく、予想ですが、ということで教えて貰った情報です)

左は入隅となり窓のすぐ隣に壁が出来るので、左の柱を下地材とすることが出来ません。このため、左側には下地材が入れられています。一方、右側には壁が出来ないので、柱を下地材として利用することが出来ます。このため、下地材を入れる必要が無いと判断され、下地材が入れられていない。
こういう考え方に基づき、下地材を入れる場所が決まっているのではないか、とのことでした。

確かに他の窓を見ても、この説通りの施工となっているようでした。

設置前の吊り押入れ

吊り押入れも搬入されていました。1.5マスサイズです。

このまま壁に近付けて壁にくっつけた後、下の木枠を外すようです。持ち上げて壁に設置するのは人手がかかってしまいますから、現場の施工性もよく考えられていますね^^

画像の左側後方に設置しますので、壁には下地材が付けられています。

スリットウォール

スリットウォールも設置されていました。まだこの画像では、ちょっと実物がイメージしにくいですね。

梁の木材について

梁材はベイマツオウシュウアカマツ4寸が使われていることが確認出来ました。JASマークの品質表示が付いていますね。製造者として一条工務店さんのフィリピンの関連会社の名前が入っています。

出典:日本集成材工業協同組合

上の画像は樹種毎に標準的な集成材の強度が示されています。ベイマツ、オウシュウアカマツ共に充分なせん断強度と曲げ強度を持つ木材で、梁に使われることの多い木材です。一般的にはベイマツの方がランクが上と評されるようです。

出典:アイフルホーム

上の画像でもベイマツが優秀な木材として紹介されています。

一方のオウシュウアカマツについても、住友林業のビッグフレーム構法に使われる樹種であり、粘りが強く横梁に適していながらヒノキに比べて安いということで、人気がある樹種です。レッドウッドと呼ばれることもあるようですが、正確にはレッドウッド(スギ科セコイアの針葉樹)とは別の樹種です。

先程の画像を確認するとベイマツはE135〜F375標準より強度が高いものが使われています。オウシュウアカマツの方はE95〜F270標準より強度が低いものが使われているようです。

我が家の梁の選定基準は不明ですが、構造計算を踏まえた配置なんだろうと思います。特に不満は有りません^^

ちなみに耐朽性(腐りやすさ)、防蟻性(シロアリの食害の受けやすさ)では両材ともヒノキに劣るという評価のようです。ただ、ヒノキの梁材は価格が高く、一般的に流通するものでは無いとのことです。一条工務店さんの場合、温湿度管理一階構造材への防蟻処理を踏まえると、この辺についてはあまり心配する必要は無さそうです。

我が家の梁をぱっと見た感じだと、ベースはオウシュウアカマツで、特に強度が必要な箇所はベイマツ、という使い分けかなと思いました。

先程の写真とは別のベイマツの梁です。わざわざE135と材木に表記していますので、ちゃんと梁を強度別に使い分けていることが分かります。当たり前なんでしょうが、安心ですね^^

ここまで書いておきながらなんですが、構造の強度は、梁の本数や金具、基礎やそもそもの構造等、家全体のバランスで考えるものでしょうから、梁が強くても、逆に言えば梁が弱くても、一喜一憂する意味はあまり無い気がしますね^^;

ちなみに土台の材木については、以前設計士さんに何の木を使うのか教えて欲しいと質問しました。仕様書には、米ヒバ等」と記載されています。ベイツガは耐朽性に劣るようなのであまり使われたくないと思っていました。

回答としては、その時によるので答えられないが、米ヒバか、それと同等以上の材木を使用する、とのことでした。米ヒバと同等以上と言うと国産ヒバ、ヒノキ、クリ等なんでしょうか。フィリピンでの加工を考えると国産材は無さそうですかね。

結局、現時点では我が家の土台の樹種が何だったのか、いまだに確認出来ていません。監督さんに確認すれば教えて貰えるんでしょうか。気になってきたので今度監督さんと会った際に確認したいと思います。

おわりに

今回は建築中の様子材木について素人の考察を書いてみました。なんか変なことを書いていたらすみません。

次回はまた建築状況を書くか、オプション紹介シリーズの残りに着手するか悩み中です。オプションの残りはクロスと電器関係なので、書くのに時間がかかりそうなのです^^;

それでは、また次回お会いしましょう^^

コメント

タイトルとURLをコピーしました