グランセゾンの施工面積

今回は、グランセゾンの施工面積をどのようにカウントすれば良いのか、我が家の事例を交えて紹介します。

施工面積と延床面積

一条工務店と契約しCAD図面を貰った方は、図面の右下にある↓の表で家の面積を確認していると思います。

建築面積は、家の外周部分の面積のことです。都市部だと建蔽率(敷地面積に対する建築面積の制限)が厳しいケースもあると思いますので、その時には重要な数字になりますね。

建築面積(けんちくめんせき)とは、建築物の外壁、柱の中心線で囲まれた部分の面積のことである。建築基準法施行令第2条第1項第2号において定義されている。

wikipediaより引用

各階の床面積は、そのまま各階の床部分の面積ですね。2階に吹抜けが有る場合、2階の吹抜け部分は床が無いので、床面積には含まれません。
また、延床面積は、各階の床面積を合計した面積です。
家の広さを考えるときは、「吹抜けを除いた面積」=「実際に生活可能な面積」となりますので、比較しやすい指標になると思います。

そして、家づくりの過程で最も頭を悩ませることとなるのが、「施工面積」です。
「施工面積」は先ほどの建築面積とは異なり、明確な定義が有りません。
このため、ハウスメーカーによって算定ルールが変わります

グランセゾンの施工面積算定ルール

グランセゾンの施工面積の算定ルールは、基本的にi-smartや他の一条工務店の商品と同じです。
先輩の一条ブロガーの方々が記事にしている内容で考えておけば大丈夫です。私は概ね大丈夫でした。(適当)

細かいルールは他の詳しい方のブログにお任せして🤪、実際に我が家で適用されたルールのみ紹介します。

我が家で適用された施工面積算定ルール

・吹抜け部分の面積は1/2算定
・オープンステアの上(2階部分)は吹抜けとなるが1/2ではなく1/1算定
・玄関ポーチは、ポーチを囲む4辺のうち壁が2辺までで有れば施工面積にカウントされない
太陽光パネルの割付けの都合で持ち出し屋根とした場合、1/2算定

玄関ポーチの場合は2辺までが壁の場合、施工面積に算入されませんが、通常の持ち出し屋根の場合、2辺までが壁であっても施工面積に1/2算入されるようです

この辺の細かい判断基準は未確認ですが、ルール以上に軒を伸ばそうとすると別料金が取られますので、これと似たような考え方なんだろうと思われます。玄関ポーチは家に必須ですから、特別に割引サービスが有ると考えるとしっくりきますね。

上に記載したルールのうち最後の項目が、設計士さんに確認してようやく発覚したルールでした。CAD図面の間取りと、CAD図面右下に記載された施工面積(冒頭の画像)を突き合わせても微妙に一致せず、悩んだ末に設計士へ確認したところ、そのような「持ち出し屋根」による、施主側が意図しない施工面積の算入が発覚しました。

実際に住む範囲で施工面積が増えるのは納得出来ますが、持ち出し屋根、しかも特に希望していない屋根で施工面積が増えるのは納得出来ないと伝え、設計を変更してもらいました。

不要な箇所の持ち出し屋根で建築費を増やすくらいなら、収納を増やした方がよほど為になりますよね。

私の場合、度重なる間取り変更や、軒の出の調整に伴う太陽光パネルの配置調整を繰り返した中で起こった出来事でしたので、通常はあまりないケースかと思いますが、着手承諾前の方は念の為一度は、施工面積見積り上の建築費の整合性確認を行った方が良いかと思います。

一条の場合、屋根に対する太陽光パネルの割付(屋根にどのように何枚配置するか)は、設計士ではなく専門の設計ラインが決定しているとのことで、設計士が希望を伝えても思うような割付にならず、太陽光パネルの配置に引っ張られて屋根の形が変えられてしまう事があります。

ちなみに軒の出の調整も、これが原因で全く思うように進みませんでした。最終的には、接道側と南側の軒を約1マス分ずつ伸ばすことが出来ましたが、間取りを変える都度、軒を出すよう依頼をかけ続け、なぜか最後にたまたま(?)2方向に軒出すことが出来た、という感じでした。出来るなら一回目の依頼の時にして欲しかったのですが。。。正直結果オーライといった感じで、何故出来たのかは良く分からずじまいでした。

施工面積の確認

さて本題に戻ります。

私の場合、こんな感じで施工面積の確認を行いました。もう単純に数えていくという力技ですが、この方法が確実です。というより単純に数えるしかありません。

1階 78.5マス(44+1+22.5+0.5+7.5+3=78.5マス)

1階は吹抜けも無く、ポーチも壁で囲われていないので、単純にマスの数をカウントするだけでした。汚くて見にくいですけどご容赦ください。

玄関ポーチ部分(黄色い枠)は、左の外壁と下の壁(玄関)に囲まれていますが、2辺で囲っているだけであり、3辺ないし4辺で囲まれていないため、施工面積に含まれません。

2階 62.5マス(30+4+7+15+6+0.5=62.5マス)

吹抜け部分(黄色い枠)は1/2算入としてカウントします。
バルコニーは早いうちに取りやめたので、ありません。バルコニーが有れば、バルコニー部分が1/2算入となるはずです。

合計施工面積 141.0マス

本題と関係ないですが、一条の「マス」のサイズは半畳です。
 141.0マスは、畳で言うと2で割って70.5畳。
 141.0マスは、坪で言うと4で割って35.25坪

あとはこのマスの数を、㎡単位に直すだけです。
1マスのサイズはグランセゾンでも0.91m×0.91m=0.8281㎡です。

よって、141マス×0.8281㎡=116.7621㎡

これが施工面積となるはずです。

自分で数えた施工面積と、一条の認識が一致しているか、CAD図面の右下に記載された施工面積と確認してみましょう。

ハイ、ということで不一致でした

差異は、117.18-116.76=0.42㎡ですので、半マス合いません。
一条側の施工面積が小さければ、想定より施工面積が狭いということでラッキーな感じも有りますが、一条側の施工面積が大きい場合は余計なお金を払わないよう気を付けましょう。

上の方で既に書いちゃいましたが、このときは、意図しない持ち出し屋根0.5マス分(1マスの1/2)、施工面積に算入されていたため、不一致となっていました。太陽光パネルの割付の都合でした。

着手承諾前には是非、一致しているか確認してみて下さい。
意図しない部分にお金がかかっていたら、勿体無いですよ😆

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