ヨド物置エスモを自分で設置 ~アンカー工事編~

今回はシリーズ3回目ということで、ヨド物置エスモの設置完了までを紹介します。

これまで購入編・組立て編と続けてきた物置シリーズですが、ようやく物置の中にモノをしまい込める状態となりました。

これまでの記事はこちらからご覧ください^^

前回までに物置本体の組立てまで完了しています。

それでは早速次の工程へまいりましょう^^

物置のアンカー工事に取り掛かる前に

物置の組立てが完了したら、次はアンカー工事です。風に煽られて倒れてしまう可能性が有りますので、必須の作業です。

物置を自分で設置する場合の面倒な作業のツートップが、水平取りとアンカー工事ですね^^;

エスモのように水平調整機能付きの物置であれば水平調整は楽ですが、このアンカー工事はどうしても一手間掛かってしまいます。

アンカー工事は、地面が土間コンかで異なります。土の場合は土台ブロックの横を掘ってモルタルを入れてアンカーをモルタルに差して固定します。詳細はここでは割愛します^^;

我が家の場合、土間コンクリートへの設置です。

土間コンの場合、アンカーを地中に差し込むことが出来ませんので、土間コンの上にアンカーを固定します。

ということで、土間コンへのアンカー固定に必要な道具を揃えました。

振動ドリル

振動ドリルとはこういうものらしいです。

一般的な電気ドリルの回転に加えて、取り付けた先端工具(ドリルビット)に垂直方向の振動を同時に与える機能が追加されている工具です。その振動効果により、電気ドリルでは穴あけできないコンクリート、モルタルや石材などへの穴あけが可能です。振動機能を発生させたりなくしたりするモード切替レバーが付いているため、通常の電気ドリルとしても使用できます。

出典:monotaro

振動ドリルがあればコンクリートや岩等への穴あけが可能です。ということで、安い振動ドリルの中でもレビューの評価が割と安定しているこちらの商品を購入しました。価格は3000円強です。

コンクリートドリルビット

振動ドリルに取り付けるドリルビットです。通常のドリルビットではなく、コンクリート用のものを購入します。百均でも取り扱っていたりするようですが、ドリルビットの質は施工の難易度・精度に結構大きく影響するようでしたので、BOSCHの低価格帯の商品を購入しました。価格は600円弱です。

オールアンカー

ドリルであけた穴にオールアンカーを差し込み、オールアンカーにエスモ付属のL型金具を固定します。(イメージが湧きにくい方は後で施工写真をご確認ください^^)

オールアンカーは風雨にさらされますので、錆びにくいステンレス製を選びました。価格は8本入りで1000円強です。本当は4本でよかったんですが、適当に多めのものを購入しています。

エスモに付属のL型金具(アンカー)が使えない?

エスモは物置の四隅にアンカーを取り付けることとされています。

事前確認のため、取付位置に付属のL型金具(アンカー)を置いてみます。

右手前のアンカー

金具の穴の下の方ギリギリでネジ止めできそうです。

しかし、金具の穴が上下方向に大きく空いているにもかかわらず、何故こんなにギリギリなのでしょう^^;

右奥のアンカー

こちらはネジを実際にはめ込んでみました。土間コンの穴あけ位置には、油性ペンで黒い印を付けています。

ネジ金具のネジ穴の位置関係を見てください。先ほどの手間側よりも更に金具のネジ穴の下側ギリギリで、どうにかはめ込むことが出来ました。

左手前のアンカー

お分かりいただけたでしょうか。

残念なことに金具のネジ穴ネジ位置がズレているため、このままではアンカー(L型金具)を物置にネジ止めできません。。。

前回の記事を読まれた方は既にお察しかと思いますが、これは、物置の土台のせいです笑。

通常のコンクリートブロックの高さは10cmですが、この土台(ピンコロ)の高さは6cmです。

エスモに付属のL型金具は通常ブロックの高さを想定して作られている(と思われる)ため、高さが合いませんでした。

右側アンカーが金具のネジ穴ギリギリにはまったのに、左側がはまらない理由は、水平を取るためにエスモの脚で高さ調整しているからです。

しかもこのピンコロを良く見てみると、よりによって一番目立つ表側の角の部分に若干ジャンカが入っていて汚いんです。ちゃんと綺麗な面を表に向けておくべきでした^^;

コンクリートブロックより綺麗だからという理由で採用したのに^^;

左奥のアンカー

L型金具を置いた写真が無かったのですが、左奥も金具の穴物置のネジ位置が合いません。

ここも一工夫する必要が有りそうです^^;

ちなみに、写真の左側に写っているのは雨樋です。雨樋により作業範囲が狭まっていますので、オールアンカーを差し込むためのドリルが上手く入るか心配です。

L型金具の加工

金具の穴の位置が合わないので、金具に穴を増やすこととしました^^

穴を空ける位置を適当に油性ペンでマークします。

穴を空ける準備です。金具を端材に載せて、作業台にクランプで固定します。金具が傷つかないよう黒い滑り止めシートを挟んでいます。

先程紹介した振動ドリル等に加えて、この作業台やクランプ等まで、この機会に一式揃えました笑。

少しお金はかかってしまいましたが、業者に設置工事を依頼するよりだいぶ安上がりですし、今後他の事にも使えますので問題無しです^^

両側をクランプで固定します。

こんな感じで固定しました。

その後、画像の左上の方に写っている鉄の鉛筆みたいな道具「センターポンチ」を使い、金具の穴あけ位置を凹ませます。金具の穴あけ位置を事前に凹ませておけば、ドリルの刃が滑りにくくなるというわけです。

センターポンチをハンマーで叩いて凹ませるんですが、私の場合はスキルの問題もあって、良く見ると少し凹んだかな、という程度にしか凹みませんでした笑。

穴あけ作業は電動ドリルステンレス用のドリルビットを使います。金属の削りカスが目に入ると危険ですので、作業用ゴーグルも調達しました笑。

ステンレスへの穴あけは、振動ドリルではなく通常の電動ドリルの方が向いているらしいです。以前から使用しているKIMOの安い電動ドリルを使用します。

上で紹介した振動ドリルは振動有無を設定できたと思いますので、それを使うことも可かと思います。私の場合、コードレスが便利だったので別の電動ドリルを使用しました。

前回も出てきたコイツですね。新居に越してからちょこちょこ活躍しています^^

穴に通すネジのサイズより一回り大きいドリルビットを選びます。

慎重にドリルで削っていきます。センターポンチで決めた位置からズレないよう、ドリルをしっかり支えながら削り込むことがコツかと思います。

ちょっとずつ削れてきました。

端材の当て木に到達しました。この位の金具の厚み(2mm程度)であれば、割とすんなり穴が空けられます。若干中心からズレましたが、この位は愛嬌ということで^^;

物置側のネジ穴が2か所あるため、金具にも2か所穴を空けました。

ちなみに写真は撮ってませんでしたが、後で紹介するタッピングスプレーを使いながら削ると、上手くつながった長い削りカスが出来て気持ち良かったです^^

金属をドリルで削る時、削りカスが繋がった状態でウネウネと出てくれば、上手く削れているということみたいです^^;
素人が集めた情報の中ではそのように感じましたが、真相は不明です笑。

穴を空けた金具を物置のネジ位置と重ねてみます。

、、、何かずれてますね笑

下の方の穴はどうにかなりそうですが、上の方の穴は随分ズレました^^;

油性ペンのマークが悪かったようです。もうちょい丁寧に確認すべきでした^^;

ということで、無理やり上の方の穴を拡げました。まずは細めのドリルで下の方に新たな穴を空けて、ドリルサイズを大きくしていき、穴を拡げています。ちょっと不細工な穴になっていますが、これ以上下の穴を拡げようとしてもドリルビットが流れてしまい、うまく削れないため諦めました。

やはり最初の位置決めが大事ですね。当たり前か^^;

次は左奥の金具です。割と上手くいきました^^

これで穴あけ作業は完了です。

いやはや、土台のピンコロの高さが中途半端だったため、余計な手間(と道具代)が掛かってしまいました^^;

とはいえ、道具さえ揃えれば作業自体は簡単です。面白い経験でしたので、逆に楽しみながら作業することができました^^

オールアンカーの設置と金具の固定

次は振動ドリルで土間コンに穴を空ける作業です。

オールアンカーのサイズに合わせて、ドリルビットにテープで印をつけます

この印の深さを目安に、ドリルで穴を空けていきます。

油性ペンでマークした位置に振動ドリルで穴を空けていきます。

ちょっとずつ削れてきました。削りカスはエアダスターで吹き飛ばしながら穴を掘り進めます。

こんな感じで穴が空きました^^

オールアンカーを差し込みます。垂直に穴を空けようとすると、振動ドリル本体が物置にちょっと当たってしまうため、若干斜めになってしまいました^^;

もうちょっと深く穴を空けておいた方が、地上に出っ張る部分が低くなって、見栄えが良さそうです。

オールアンカーにはめこむ上のパーツがこの位の位置にあれば良さそうなので、ドリルビットのテープ位置を下げました。この深さまで穴を掘り進めます。

こんな感じになりました。

それではいよいよオールアンカーを固定します。

固定したが最後、オールアンカーを引き抜くことは出来なくなります。

覚悟を決めてハンマーで叩いていきます。

オールアンカーを叩いていると、DIY素人の我が家にあったハンマーはこんな感じのソフトな奴だったため、表面がボロボロになりました笑。

近所のホームセンターへ走り、鉄のハンマーを調達して、再度叩いていきます。

ちょっといい写真が無かったため別の位置のオールアンカーですが、この位まで叩いて中心の棒を凹ませました。

後は、この出っ張ったオールアンカーにL型金具を通して、上から抑えるパーツを嵌め込みます。

最後に、物置とL型金具を固定して完成です。

右奥のアンカーはこんな感じ。

金具を加工してネジ穴を空けた左手前のアンカーも、こんな感じで無事に設置できました。

それにしても、このL型金具は長いですね^^;

土の上に設置する場合、モルタルに埋め込めるよう長くなっていると思われますが、土間コン上に設置する場合は、長さを持て余してしまいます

今回はネジ穴の位置も合わなかったため、別途ステンレスのL型金具を調達して使用することも考えましたが、そうすると、物置の色や質感と、ステンレスの金具がイマイチ合わなくなってしまいます。

金具が浮いてしまうより、多少長くなってしまう方を選んだという感じです^^;

残された課題

問題は左奥のアンカーです。

雨樋と物置の隙間が狭く、上から振動ドリルで掘ることが出来ません^^;

苦肉の策で、画像のように斜めに穴を空けるという手段を試しています。アンカー強度は下がりますが、何もしないよりは多少マシだと思われます。

ただ、この斜め掘り作戦も残念な結果となります。

振動ドリル本体がやはりそれでも雨樋に当たってしまい、雨樋がちょっと削れてしまいました^^;

ドリルビットは当たらないのですが、ドリルのチャック部分が当たってしまいます^^;

ということで一旦作業を中断し、現在、コンクリートドリルビットのロングタイプを購入済みです。長いドリルビットを使えば、雨樋に当たらずに穴あけが出来るはずです^^

、、、なのですが、その後今に至るまで穴あけ作業を進めていません笑。今は斜めに浅い穴が空いている状態で放置しています笑。

結局斜めだから完成しても微妙だし、あまりやる気が出ない状態です。

最終的に気が向いて作業が終了したら、また報告したいと思います^^;

アンカー工事で追加購入した道具など

おわりに

ステンレスのオールアンカーは結構硬いようで、ホームセンターで調達したハンマーも表面がちょっと削れていました^^;

さて、今回の記事で物置の設置が(概ね)完了しました

ただ、物置関係の作業、実はまだ終わりではありません。物置の床に板を張りたくなってしまったのです。。。

ということで、次回は多分、物置設置シリーズのおまけとして、床板張りを紹介したいと思います。

それでは、またお会いしましょう!

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