はじめに
一条工務店の『グランセゾン』を2020年6月に着手承諾した”たんどり”です。
ようやく長かった家具選びが決着しまして、昨日、リビングダイニングの家具一式を購入しました!
ということで今回は我が家の選んだ家具の中から、ダイニングテーブルセットについて紹介します。
検討した他の商品も参考に載せていきますので先に書いておきますが、今回の記事で紹介する我が家の選んだ家具は、結果的に全てナガノインテリアさんの商品から選んでいます。
ダイニングテーブル REAL DT400(ナガノインテリア)
まずはダイニングテーブルです。我が家の場合、LDKの家具の色はウォルナットに統一したいと思っていましたので、ウォルナット無垢のテーブルを探しました。
無垢材とは?
ウォルナット『無垢』というと、天板が一枚板のテーブルを想像される方もいるかもしれませんが、無垢として売られている商品も、ウォルナットの無垢板を繋げて作られた集成材の商品が殆どだと思います。我が家の場合も正確には幅はぎ集成材(縦長の一枚板を横に並べてくっつけた集成材)と呼ばれる部類に入るようです。
この辺、調べてみても無垢材と集成材の定義が曖昧なようで、例えば幅9cmの無垢板を繋げている場合は無垢と呼んでいて、幅3cmを繋げている場合は集成材と呼んでいる所も有るようです。まぁこの辺のところは実物のテーブルを見れば分かるので、繋ぎ目が気になる方は一枚板に拘れば良いということかと思います^^
家具選びシリーズの記事では無垢の定義が曖昧になる可能性が有りますが、基本的に無垢と書いた場合は集成材も含むとご理解ください。
ちなみに、一枚板は反りや割れのリスクが高めである点と価格が高い点がデメリットであり、集成材は使われている接着剤の寿命がテーブルの寿命となる点と一枚板より安い(安く見える)点が人によってはデメリットみたいです。
REAL DT400(ナガノインテリア)
結局悩んだ末にダイニングテーブルはコレになりました。(上の画像と同じテーブルです)
サイズは選べますので、1650*900*710としました。ナガノインテリアさんのカタログの後ろの方にサイズ別の価格が掲載されていますので、それも参考にしました。というのも、セコい話ですが、その価格表を見るとテーブルの幅800〜900は同じ価格なのです。元々850くらいで充分かなと思っていたんですが、価格が同じならばと貧乏人根性で900を選びました。勿論、マイホームデザイナーでサイズ調整した家具を置いてみて、部屋の広さ的に問題ないかどうかは事前に確認しています^^;
天板は厚さ38mmということで、ちょっと厚めのサイズ感を選択しました。一生モノだと思って無理しています。しかし、この天板厚でこの価格は結構お得だと思っています。ナガノインテリアさんよりも有名どころのメーカーだと、この価格では買えなさそうでした。
テーブルの塗装
塗装はウレタン塗装とオイル塗装から選べます。我が家はウレタン塗装です(以下登場する家具は全てウレタン塗装です)。オイル塗装は、木の感じがダイレクトに伝わる感じの塗装で素敵なのですが、定期的に塗り直しが必要であり、コップ等の水滴による輪染みが出来やすいようです。子供も小さいので、メンテが楽なウレタン塗装を選択しています。
テーブルの脚
テーブルの脚も複数種類から選べます。我が家は角テーパー脚(下に向かって少し細くなる四角い4本脚)を選択しました。ちなみに、ナガノインテリアさんの商品の中でもDT400ではない別の商品を選べばスチール脚や2本足等、いろんなパターンの脚を選べます。
テーブルの端の仕上げ
普通の四角い仕上げ(角面)を選択しました。子供が小さいので角があると危ないなぁとも思いつつ、丸くしたり船底仕上げにすると、折角の天板厚がイマイチ伝わりにくいと店員さんからアドバイスいただき、角面にしときました。角面の方がカッコよく見えそうかなと思っています。
他に検討したテーブルたち
WILDWOOD(マスターウォール)
ウォルナットのダイニングテーブルと言えばこれですよね。マスターウォールのワイルドウッドです。上の画像は天板厚31mmですが、26mmの方だと意外と手が届きそうな価格帯なのです。マスターウォールはウォルナット材の中でも質の良いものを使っているという話ですし、ゲスい話ですがネームバリュー的にもお得感があり、最後まで悩んだ商品の一つです。
天板を厚くすると価格的に厳しいこと、希望する椅子がなかったこと(テーブルと椅子を同じメーカーで揃えたいという思いです^^;)に加え、スチール脚(下の横棒部分)の掃除がめんどくさそうという理由から、断念しました。
ちなみに無垢の四本脚タイプはちょっとお高めです^^; 勿論その分質が良いんだろうと思います。
DU61/DT84ほか(カリモク家具)
ショールームに何度も訪問し、これも最後まで悩みました。ショールームで写真を撮らせてもらっていますが、結局購入していないので掲載は控えます。特徴はウォルナット色の発色が良いこと、天板の板同士を繋ぐ反り止めも見えにくいような加工がされていたりと細部までのコダワリを感じることでした。
ウォルナット色と書いたのは、私が検討していた商品はオーク材にウォルナット色の塗装を施した商品だったからです。正直、検討途中までウォルナット無垢かと思っていました^^;
カリモクさんと言えば日本有数の家具メーカーであり、2017年の売上高比較では国内3位(1位パラマウントベッド・2位フランスベッド)とのことです。このブランド力には正直、大いに惹かれました。カリモクさんであれば家具の品質が高く、恐らく一生モノとして使えるだろうと思っていました。
が、結局、ウォルナット無垢へのコダワリを優先し、カリモクさんは断念しました。
at will(LIVING HOUSE)
ウォルナット無垢の天板で、1650*850サイズで税込179千円です。天板厚は29mmみたいですので、お買い得な商品だと思います。ACTUSの店頭で見せていただき、気になった商品です。が、やはりマスターウォールのワイルドウッドと同様にスチール脚の掃除が面倒なのでやめました。
ちなみに、スチール脚よりも無垢の4本脚の方が高いです。どこのメーカーでも同じかと思います。
FB DINING TABLE(ACTUS)
ウォルナットの無垢ではなく、突板です。ただ、デザインはシンプルで、なによりお買い得ということで候補の一つとなっていました。我が家のテーブルサイズと同じサイズで価格を見ると、定価125千円です。
ダイニングチェア DC354-1W(ナガノインテリア)
ダイニングチェアもナガノインテリアさんの商品です。というより、椅子とテーブルのバランスが良かったので、ダイニングテーブルセットとしてナガノインテリアさんを選びました。
椅子選びで重視したのは以下のとおりです。
- ウォルナット無垢であること
- ルンバがスイスイ掃除できるようにテーブルへ掛けられること
- 机の下に収まること
- 座り心地が良いこと
- 脚同士を繋ぐ支えの横棒がないこと
ウォルナット無垢であること
これまで書いてきた通りです。テーブルとも合わせるため、ここは必須でした。
ルンバ対応であること
机に引掛けて、椅子の下をルンバが通れるようにしたいということです。最近はこれを狙った椅子も増えてきていますね。普通の4本脚の椅子であれば、机に引掛けられなくてもルンバに掃除してもらえますが、非効率なので浮かせておきたいと思っています。
セミアームのチェアで机に引っ掛ければ床からちょっと浮くという椅子も有りますが、ルンバが通るためには10cm程度浮いている必要がありますので、我が家と同じ考えの方はご注意ください。
我が家も完成後はルンバをフル活用していく予定なので、必須ではないにしても優先度の高い条件でした。
机の下に収まること
フルアームで、ルンバ想定ではない(机に掛けて床から10cm程度離れない)椅子の場合、肘掛けがちょうどしっくり来る高めの位置にあって、楽に座れます。しかし、こういった椅子は、机の形状にも左右されますが、机の下にハマらないモノも有ります。椅子を机に戻す際、肘掛けが机に引っかかり、椅子が半分程度机の外に出てしまいます。
我が家のダイニングスペースのサイズを考えると、背もたれ以外の部分は机の下に収まる必要が有りました。
上のイメージを見てもらうと分かるように画像上側のダイニングチェアが机の下に入らなければ、グレイスキッチンの飾り棚が使えません笑。
ピアノも邪魔そうに見えるかと思いますが、設置するかどうか未定ですので、今は大して考慮していません^^;
(他の条件を満たしつつ)座り心地が良いこと
他の条件を満たした上でも座り心地が良かったということで、この椅子を選択しました。
座っていて楽な椅子がいいというのは当然のことなんですが、座り心地については正直、他のフルアーム(肘掛けが前の方まである椅子)の椅子の方が良かったです^^;
座り心地は個人の感覚ですので、座ってみて実際に試すしかないのですが、あくまでも参考として、我が家目線での座り心地のポイントを紹介します。皆様が現在ご使用の(検討中の)椅子を否定してしまう可能性も有りますが、個人的感想ですので、ご容赦ください^^;
座面中心部に木のフレームが無く、少しだけ沈み込むような感覚の座面であること
座面中央部分に木のフレームがあると、椅子が硬く感じられ、長時間座っているとケツが痛くなります。椅子をひっくり返して確認すれば、木のフレームの有無は確認可能です。
でも、座面が無垢材剥き出しの椅子は、見た目格好いいんですよね^^;
前脚と座面の接続部分について、前脚の付け根部分が座面より低いこと
これもナガノインテリアさんの商品(DC343-1W)ですが、前足が座面と同じ高さです。座り方次第ですが、この前足が当たって気になりそうだったので、こういうタイプの椅子は避けました。
座面の張地が布であること(ついでに言うと交換可能であること)
座面は、無垢材剥き出しと革張り、布張りと、複数の中から選べる椅子も多いです。前述の通り、無垢材剥き出しは見た目が一番素敵ですがケツが痛いので断念しました。
また、革張りもかっこいいんですが、①夏場に暑そうなこと、②フレームに固定された「張込み」である場合が多く、気軽に交換が出来ず、交換の際は修理が必要なこと、③座面にフレームが無い場合、座面の沈み込みで革がたわみ、ケツの形に皺が出来がちなこと、から断念しました。
これは座り心地とは関係ありませんが、布張りであれば後から楽に交換できる場合も多く、メンテナンス性も高いです。
脚同士を繋ぐ支えの横棒がないこと
これはどうでもよい話なんですが、デザインの好みとして、脚同士を繋ぐ横棒がないことも判断材料の一つでした。足がスッキリしていた方が見栄えがいいかなという、単純な好みです。強度的には多分横棒があった方が強いんでしょうね^^;
他に検討した椅子
オメガチェア(シキファニチア)
この椅子はなかなか座り心地が良くて最後まで残った候補でした。座り心地を取るか(オメガ)、動線のスムーズさを取るか(ナガノDC354)で悩みました。最終的には机の下に入らないため断念しました。セミアームタイプも有りますが、机には掛けられてもルンバは通れないので、こちらも断念でした。
SOUP DINING CHAIR(ACTUS)
ACTUSさんのオリジナルです。座り心地がなかなか良くて最初はこれにしようかなと思っていました。椅子の背面に脚を支える横棒が有ること、机には掛けられてもルンバが通れないことから、断念しました。
Yチェア(ACTUS取扱い)
ACTUSさんはかの有名なYチェアも置いています。座らせて貰いましたが、やはり座り心地は最高でした。真ん中のY型部分が腰を支えて、座面は程よい硬さの弾力です。
ただ、そもそも高過ぎるということと、先に述べた条件も満たさないので検討対象とはなりませんでした。
NORTH DINING CHAIR(LIVING HOUSE)
こちらはリビングハウスさんの商品です。無垢なのにお手頃な価格ということで、検討対象でした。
HIROSHIMA(マルニ木工)
完成されたフルアームチェアって印象です。地元の高級家具屋さんに置いてあったので座らせてもらいました。これも高くて検討対象外ですが、細部までいちいち丁寧に滑らかに作られており、座り心地も良く、一番好きな椅子でした。背もたれから肘置きに繋がる部分の滑らかさ、肘置きから伸びる脚の形等、購入したDC354には無い魅力が有りました。
椅子のことを知りたい方へオススメの本
HIROSHIMAを取り扱う高級家具屋にも置かれていた本です。2017年の本ですので最新の椅子は掲載されていませんが、いわゆる名作と言われる椅子は網羅されています。
一位の椅子は超有名なあの椅子でしたが、ネタバレになるのでここでは書きません。勿体ぶってすみません^^
今更ですが、この本なりで椅子のことを学んでから、(同じ椅子でなくても)近いデザインの椅子を探せば、手っ取り早かったのかなと思います。
最後に
ダイニングテーブルよりも椅子の方で結構悩みました。椅子の世界もなかなかマニアックだということを、触りだけでも学べたのは面白かったなと思います。普段から高い椅子を買い替えていくようなことは出来ませんので、家づくりの機会に、一生に一回だと思って探してみると、忘れられない経験として記憶に残り、その家具にも愛着が湧いていくのではないでしょうか。
我が家はナガノインテリアさんのダイニングセットを選択しましたが、どうしても近場で現物を見られる商品の中から選ばざるを得ませんでした(コロナで遠出も出来ず^^;)。都会に住んでいる方は選択肢がもっと多いと思いますので、羨ましいなぁと思います^^
家が完成し、家具を実際に使った後は、使用感等を当ブログでレビューしますね。
さて次回は、家具選びシリーズの続きで、ソファと、出来ればベッドまで紹介したいと思います。
それでは、またお会いしましょう^^
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