はじめに
一条工務店の『グランセゾン』を2020年6月に着手承諾した”たんどり”です。
先日、一条工務店の営業担当さんが来訪し、また変更契約を締結しました。
これで3つ目の変更契約です。笑
内容は、電気関係の計上ミス(減額)とクロスの一部計上漏れ(増額)でした。合わせると増額分の方が多く、+約2万円となりました。この位の誤差は一条工務店さんが負担してくれてもいい気がしますが笑、きっちり請求されてしまいました。こういうところ、細かいですね。
さて今回は、『我が家のオプション』シリーズとして、前回に引き続き『トイレ』のオプションを紹介します!
前回の記事はこちら。
検討経過等の過去の記事はこちら。
オプション紹介シリーズはカテゴリー『我が家のオプション』からご覧ください。
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それでは本編に入ります!
2階トイレ内観イメージ
2階トイレは家族しか使いませんので、0.75畳(0.375坪、1.5マス)の狭いトイレです。狭いです。
GG−J1|2F 47,100円
2階もタンクレスにしたかったのですが、水圧の関係でタンクレス不可でした。このため、TOTOのロータンクを選択しました。
水圧が弱くタンクレス不可?
ネット上でも、2階トイレは水圧が弱いのでタンクレストイレを設置出来なかった、という話がよく書かれています。同時に、2階トイレの水圧が弱くて綺麗に流れないといった話も時々見つかります。我が家もこの水圧問題に直面しましたので、何が問題なのかという点について少し紹介します。
まずは水道の水圧についてです。
配水管の水圧は一般的に0.25~0.30MPa(メガパスカル)程度とのことです。また、水道法において最小値0.15Mpaと定められているため、止水栓の段階で0.15Mpaを下回っている場合は、水道局に相談できるようです。
ということで水道側の水圧は最低0.15Mpaと定められているのですが、敷地が高台にあったり(水を押し上げる分水圧が低下)、地域内に新たな住宅がどんどん建っていたりする場合(水の使用量が増えすぎて水圧が低下)は、要注意ということです。そのような場合は最低水準に近かったり、下回っている可能性もあるということかと思います。
一条工務店から水道屋さんに確認してもらったのですが、我が家の地域は少し高台になっていますので、2階トイレのタンクレスは止めたほうがいいとの判断でした。ちなみに我が家の敷地の道路向かいは、大規模な再開発により今後住宅が100戸以上増加予定なのです^^;
なお、この最低水圧は止水栓の位置で計測されます。止水栓までは水道局の管轄であるためです。よって、止水栓から先も水圧が維持されるかどうかは建築する家次第となります。家に蛇口が多かったりすると、複数の蛇口を同時に開栓した際に水の流出量が流入量を上回ってしまい、結果的に低水圧となります。
この場合の低水圧は、配水管(本管)から止水栓までの給水管の口径、水道メーターの口径、水道メーター以降の給水管の口径にも影響を受けます。なお、当然ながら平屋か2階建て以上かという点も水圧に影響を与えます。
我が家が購入した土地には、現在、口径13mmの水道メーターが付いていました。一般的には20mmが使われるのですが、以前建っていた家が古かったため13mmが付いていたようです。水道メーター以降の給水管の口径は特に指定していませんが、近年建築される家であれば通常20mmが使われます。
我が家で気になっている点は、道路下に通る配水管(本管)から止水栓までの給水管についても13mmなのかという点です。近年の配管であれば、本管と20mmで繋がっているのですが、昔の配管だと13mmのままとなっているケースが有ります。この場合、道路下の本管から止水栓までの配管を交換する必要が有り、工事費用が高くなります。止水栓までの部分は水道局の管轄となりますが、新築に伴って変更する場合は個人負担となるようです(ネット情報であり要確認)。なお、水道メーターを13mmから20mmに変更する場合、基本料金が上がる他、水道局の承認も必要です。蛇口の数等に基づき必要以上の口径とならないよう水道局のチェックが入ります。
我が家の場合、配水管(本管)から止水栓までの給水管の口径について、現在一条工務店を通じて確認中です。ここがボトルネックとならないよう、本管と20mmで繋がっていることを願います。
次に便器側の仕様についてですが、設置する便器により求められる水圧が異なります。タンク式便器の場合、タンクに溜めた水を一気に流すため、低水圧でも問題が有りません。タンクレス便器は、タンクが無いので水道の水圧がそのまま洗浄に使われます。このため、低水圧であればブツが流れないという事態が起こってしまいます。
便器の仕様を見ると、水圧の条件は以下のように記載されています。
- アラウーノS141 … 0.07MPa(流動時)~0.75MPa(静止時)
- GG-J1 … 最低必要水圧(流動時)0.05MPa(従来のタンク式便器と同等条件)
アラウーノS141はタンクレスですので0.07Mpa~という仕様です。一方、GG-J1は0.05Mpa、従来のタンク式便器と同等、ということです。実際にタンクがあるので、そうなんだろうと思います。
ちなみに、ネオレストやアラウーノVといったタンクレスの上位機種は最低必要水圧0.05Mpa~となっています。ただ、だからといってGG-J1や他のタンク付き便器と同等かというと、私は懐疑的に捉えています。先ほどから見てきたように、水圧が低く、同時に複数の蛇口を開いているケースでは、便器に回る水量が低下します。その状態でタンクに溜めることなく額面通りの洗浄力を維持できるかどうかは怪しいところです。仕様の表記上はタンク付きと同等に見えますが、注意が必要だと思います。我が家も当初、『ネオレストであれば2階トイレに設置可能なのではないか』と設計士さんへ相談しましたが、『やはりタンクレスの時点でお勧めできない』との回答でした。当時は『最低必要水圧がタンク付きと同じなのに何でやねん』と思っていましたが、今考えると『確かにそうかも』と思っています。
『2階トイレにタンクレスは不可』という話を受けて、何かこう具体的な数字で、こうだから無理、と教えて欲しかったのですが、今回改めてブログにまとめたことでようやく自分自身も分かってきた気がします。
いやはや長くなってしまいました。次のオプションに進みます。
背面収納|2F 43,000円
※背面収納自体の紹介は、前回の投稿に書いていますので、そちらをご参照ください。
2階も無理して背面収納を採用しました。無理したのは、予算もそうですが、スペースです。0.75畳のトイレに背面収納を付け、GG−J1を設置していますので、トイレの手前側スペースはかなり窮屈です。
便器の先端から壁までの距離は45~50cmが望ましいらしく、最低40cmという情報がありました。我が家はどうか、今更ですが検証してみます。
下の画像は最終のCAD図面です。分かりやすいように1マスを赤枠で囲んでいます。
ぱっと見た感じでもかなり狭いですね。手前スペースは、最低基準の40cmが確保できているんでしょうか。
まずは基準とするため、画像上での1マスの距離を測定します。
1マス(91cm)の画像上の距離は7.6187cmでした。
同じ画像上で便器先端から扉までの距離を計測します。
2.7753cmとなりました。
ということで、比を使って実際の距離を算出してみます。
91cm:7.6187cm=xcm:2.7753cm
xcm=33.149㎝
何ということでしょう。40cmどころか、33cmしかありませんでした!
扉を閉めたとき、実際は先ほどの計測よりも少しだけ広いはずです。
扉までの距離を、実際の建付けを考慮した位置に変更して、もう一度算出してみます。
91cm:7.6187cm=xcm:3.2588cm
xcm=38.924㎝
それでも最低基準の40cmに届きませんでした笑。
これは由々しき事態となってきました。着手承諾前に計測してみるべきでした。いやー、安直に背面収納を採用したことが失敗でしたね。
さて、この課題については、今後よくよく検討したいと思います。着手承諾後の変更を行うべきか、思い切ってこのまま走るか・・・。
また結果は報告します笑。
手摺|2F 0円(標準)
設備色の手摺が標準で設置可能ということで、1階と同様に設置予定です。
ペーパーホルダー|2F 0円(標準)
1階と同様に、『標準品を採用するが設置はしない』よう依頼(施工連絡)しています。
トイレオプションまとめ
- アラウーノS141|1F 47,100円
- コフレルワイド|1F 73,500円
- 背面収納|1F 43,000円
- 手摺|1F 0円(標準)
- ペーパーホルダー|1F 0円(標準)
- GG−J1|2F 47,100円
- 背面収納|2F 43,000円
- 手摺|2F 0円(標準)
- ペーパーホルダー|2F 0円(標準)
合計253,700円となりました。クロスや電気関係は含みません。
最後に勢いで追加した背面収納×2が高くつきましたね。
2回にわたってお届けした『我が家のオプション紹介シリーズ』トイレ編でした。オプションシリーズと言いつつ、細かい話が多くなってしまいましたが、その分、自分自身もブログを書きながら勉強になりました。
それでは、また次回お会いしましょう^^
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