地鎮祭と近所の挨拶回り

はじめに

一条工務店の『グランセゾン』を2020年6月に着手承諾した”たんどり”です。

今回は、先日行った地鎮祭について書きたいと思います。昨年(2019年)の10月に契約しましたので、地鎮祭までに10ヶ月かかったこととなります。長かったような短かったようなという感じですが、ここまで家づくりを楽しみながら進められています。一条工務店さんに改めて感謝したいと思います。

地鎮祭の準備

施主側で準備したものは以下のとおりです。

  • 酒1升(基本は日本酒、地域や嗜好によっては焼酎も可)
  • 米2カップ分
  • 塩2カップ分
  • 初穂料(25,000円)

準備するもの① 酒

酒は酒屋さんに相談したところ、松竹梅の特選(金のラベル)をオススメされましたので、それにしました。あまりこだわりが有りませんので言われるがままです^^;
CMで『よろこびーのさーけー♪』と言っているくらいなので、祝い事の場に合うのでしょう。たぶん。

準備するもの② 米

米は実家が自家消費用に少し作っていますので、それを持参しました。普通のカップで2カップ(2合)分と言われていましたが、念のため4カップ分ほどビニール袋に入れて持っていきました。
が、結局2カップほど余ったので、持ち帰ってきました笑。

準備するもの③ 塩

塩は先日書いた通り、前日の夜に慌てて買いに行きました。普通にスーパーで売っている塩です。血迷って2kg購入しましたが、今手元に約1.5kgの塩が残っています。なかなか減らないと思うので消費が大変です^^;

準備するもの④ 初穂料

包む金額は25,000円で一条工務店さんから指定が有りました。金額は地域によって異なると思います。営業担当さんによると、ピン札でなくても構わないとの話でしたが、何となくピン札が良さそうな気がします。
封筒はこんな感じです。上下を折り曲げるタイプの封筒にしました。
黒塗りのところに名前を書いています。妻に書いてもらったら私の名前だけ書いてました。妻と連名にしたら良かったのにと言うと、『別にイイ』とのことでした。
ふくさに入れて持参しました。

妻の達筆が光る初穂料

地鎮祭の流れ

当日は9時集合でした。8時半には着くように行こうと思っていたのですが、結局何やかんやで着いたのは15分前頃でした。
神主さんは道に迷ったらしく、我々の到着の少し前に着いたようで、準備が遅れて開始は9時15分頃からでした。

準備の様子

参加者は我々家族3人と、一条工務店の営業担当さん+現場監督さん、それと神主さんの6人です。

日差しが強いので一条工務店さんがテントと椅子を用意してくれていました。神主さんは祭壇的なセットを用意されています。準備が整ったのち、椅子にかけるよう促され、神主さんが簡単に祭事の流れを説明します。
そんな形で、地鎮祭がスタートしました。

まずは神主さんがお祓いを行い、祝詞的なものを述べます。
その後、神主さんから私が呼ばれ、鎌を受け取ります。私は鎌を持ち、目の前に築かれた小さな砂山に向かって屈み、『えいえいえいっ』と鎌を3回振ります。最初の2回は砂山へ寸止め、3回目で砂山へ鎌を刺し込みます。

その後、鎌を持ったまま、最初から砂山に差し込まれている草の束を抜き取ります。抜き取った草と鎌を神主さんへ渡すと、次は一条工務店の現場監督さんの出番です。
現場監督さんは神主さんから鍬(くわ)を受け取ると、砂山に向かって『えいえいえいっ』と鍬を3回振ります。私の時と同様、最初の2回は砂山へ寸止め、3回目で砂山へ刺し込みます。刺し込んだ鍬を抜く際に、砂山を敢えて少し崩したようです。

砂山の崩されたところへ、神主さんが『鎮物(しずめもの)』を埋め込みました。

鎮物。中身も撮影しましたが、今思うと罰当たりな気がするので掲載は控えます^^;

次は玉串奉奠(たまぐしほうてん)という儀式です。神主さんから榊の枝を受け取り、祭壇に置き、2礼2拍1礼します。私、妻、(娘1歳は省略し、)現場監督さん、営業担当さんの順に榊の献上を繰り返しました。

玉串奉奠の後、神主さんがまた祝詞的な言葉を述べます。最後に酒を少しだけ注いだ小皿が参加者に渡され、乾杯しました。乾杯と言っても飲むふりをして、地面に零します。これにて地鎮祭終了です。

祭壇

終了後は、祭壇をバックに写真を取ったり鎮物を見せてもらったりしつつ片付けです。このタイミングで神主さんへ初穂料を手渡しました。

鎮め物は小さな砂山から取り出して現場監督さんに渡されました。基礎の下に埋めてくれるんだそうです。

我が家の場合はこんな流れでした。今更ながら記事を書くにあたり地鎮祭の流れを検索してみると、地域や神主さんによってやり方が異なるようです。

祭事中に地面を掘り、鎮物を埋め込むというやり方もあるようでした。

現場監督との打合せ

地鎮祭終了後、この日が初対面となった現場監督さんと、今後のスケジュールなどについて軽く打合せを行いました。

今後のスケジュール

基礎工事の着工予定日、上棟から完成、引渡しまでの予定表を貰い、説明を受けました。営業担当さんから既に聞いていた内容でした。

現地での配置確認

現場には既に地縄が貼られていますが、実際に縄を確認していくことはしませんでした。暑かったですし、私も求めませんでした^^;

ちなみに我が家の場合、私も妻も地縄を見て、狭っ!と思う、いわゆる地縄マジックは有りませんでした。むしろ庭が思ったより狭くなってしまったことに妻はショックを受けていました。妻の家づくりテーマは『にわ(庭)』なので気持ちは分かります。私の場合、地面が白っぽくて地縄も白い中、目が悪くて向こう側まで良く見えなかったことが要因かと思います^^;

監督さんから一つ言われたのは、地縄は基礎立ち上げ部の中心に貼られているので、実際に完成すると地縄よりも家が外側に広がるということでした。我が家の場合、敷地の西側通路が狭いので、念押しの意味もあったんだろうと思います。敷地の端にも塀が出来ると、家の外壁と合わせて今より20cmほどは狭くなる、とのことでした。

西側のCB擁壁と地縄。今は95cmほど間隔が空いてますが、完成後は80cm程に縮まります。

鉄筋の錆について

よく施主さんから心配されるそうで、事前に説明をいただきました。基礎の中に埋め込まれる鉄筋は錆びていても問題が無い、錆のことは計算に入れた上で施工しているので心配しないで下さい、とのことでした。

錆が出るのは仕方無いですし、基礎強度にも影響が無いと言われています。多少の鉄錆(酸性)はコンクリのアルカリ性で中和されるようです。腐食するようなレベルの錆であれば別ですが、多少の錆は気にする必要は有りません

これらの説明を受けた後は、質問があれば何でもどうぞとのことでしたので、いくつか質問させてもらいました。

基礎コンクリートの養生期間

一条工務店では基礎コンクリの養生期間をどのくらい取るのか、確認しました。

ちなみに、以前記事にしたとおり、一条工務店のベタ基礎は2回打ちですので、基礎底部と立上げ部に分けて施工されます。

時期や天気によっても異なりますが、という前置きの後、『基礎底部の養生期間は最低1日、基礎立上げ部の養生期間は最低3日』と教えていただきました。

私が『短いですね』と言いたそうな顔をしていると、『一条工務店で使っている基礎コンクリは質が良いので、この養生期間でも問題が無いことを確認している』という話をしてくれました。

一条工務店と言えば実験好きな企業ですので、問題が無いことを実験で実証済み、ということなのかなと思っています。

検索していると、こちらのサイトにちょうど似たような相談が上がっていました。

基礎底部を1日、立上げ部を3日の養生期間とされた施主さんが心配して相談しています。同じような状況ですね^^;

回答を見ると、『ベストではないが問題とは言えない』という感じです。一条工務店さんの場合は、『コンクリの質が良い』という話をされていましたので、問題無いんだろうと思っています。こういった、確認するためには専門的な知識が必要となる分野でも、『まぁ一条工務店さんだから大丈夫なんでしょう』と(一応)安心できる点が、『家は性能』を掲げる一条工務店さんを選んだ施主が享受できるメリットなのかもしれません。

出典:三井住友建設 表2 [湿潤養生の期間]

ちなみに、湿潤養生期間は確かにセメントの種類で異なるようで、『早強ポルトランドセメント』であれば、養生期間3日で問題無いようです。

一条工務店さんがどんなコンクリートを使われるのか分かりませんが、現場を見れたら、ちょっと確認してみたいと思います^^

アンカーボルトの施工方法

アンカーボルトの施工は田植え式か確認しました。回答としては、田植え式による施工は行っていないとのことでした。アンカーボルトを事前に据え付けた後、コンクリを流し入れるとのことです。以前、営業担当さんに確認した時は田植え式という話でしたので心配していましたが、とりあえず一つ不安要素が消えて、安心しました^^

ついでに配筋検査への立会い希望も伝えて、了解をいただきました。仕事のスケジュールが調整出来れば、ぜひとも立会いたいと思っています。

近所への挨拶回り

最後に、営業担当さんに付き合ってもらい、近所の挨拶回りを行いました。一条工務店さんが粗品と工事日程の案内文書を用意してくれますので、それを配って回った感じです。

私もお菓子等を持参しようかなと思って営業担当さんに事前確認していましたが、『引越し時にも回る筈なので、その時に配る方が多いです。今回は何も要りませんよ。』とのことでしたので、何も用意しませんでした。

一条工務店さんの粗品(キッチンペーパー)

私が最初に挨拶して粗品を渡し、工事日程を案内して終了です。通り沿いの6軒に加えて家の裏手側を3軒ほど回りました。1歳の子供は炎天下でダレていましたので、妻と一緒に車で留守番です。

意外と在宅率が高く、半分以上の方とお会いすることができました。幸運なことに、どの方も暖かく迎えてくれまして、とても安心できました^^

不在のお宅には、粗品と案内文書を置かせてもらいました。引越しの時はまた挨拶に回りますので、その時に会えれば問題無いかなと思っています。

おわりに

今回は地鎮祭当日の流れを紹介しました。地域によって異なる部分も多いと思いますが、参考になるところがあれば幸いです。

我が家はとりあえず無事に終了し、安心しています。近所の方が良さそうな方々ばかりだったのが、何よりでした。

次回は、オプション紹介シリーズに戻りたいと思います。

またお会いしましょう^^

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