グラン・セゾンを選ぶ理由

家をつくる経過を記録するため、ブログを書きます。

私自身も色々な方のブログを読みながら、ここまでの検討を進めてきました。 このブログが誰かの参考となれば幸いです。

 現在、一条工務店グラン・セゾンのプラン提示を受けていて、今月中に契約予定です。 グランセゾン(・が面倒なので以降省略します)の紹介はこちら(一条工務店公式サイト)です。

 公式サイトにもつい先日掲載された新しい商品ですので、ネット上にも情報があまり有りません。 

私はインスタグラムを中心に情報収集しています。これまであまり使っていませんでしたが、インスタ、情報が早いですね。

グランセゾンの実物モデルハウスは現在のところ、名古屋と横浜のみです。 
私は地方在住ですので、実物も見られません。
モデルハウスが近くに有ればいいのにと営業担当に愚痴ると、お客様優先とのことでモデルハウス建設の希望を出しても後回しにされる状況とのことでした。 

そんな出始めの情報が少ない中でしたが、我が家はグランセゾンの契約を決意しました。

今回は、グランセゾンを選ぶ決め手となった主な理由を3つ、紹介したいと思います。

グランセゾンに決めた理由① ~一条工務店の安定感 ~

言わずと知れた、家づくりブログ数(たぶん)No.1の一条工務店です。
いい事も悪い事もブロガーに暴露され、その期待に(ある程度)応えてきたハウスメーカーかと思っています。
i-smartの高性能ぶりは認識していましたので、地元のモデルハウスを幾つか見学し候補先としていました。
ただし、i-smartの建築費は高騰を続けており、2011年販売開始当時に57万円だった坪単価は2019年に68万円となっています。
性能も年々上がっているとはいえ、販売開始当時のお得感は薄れつつありました。 

また、一条工務店は期待に応えてきたと書きましたが、建築後のサポートに伴う過去の施主分の負担や、フィリピン工場火災の損失が、これから建てる施主に転嫁されているのではないかという疑念も抱いていました。
その他諸々の事情があり、私は一度営業担当に価格を理由として断りの電話を入れました。

すると営業担当から、

「i-smile という低価格な新商品が出ました!」

i-smileは、2019年夏に期間限定販売された間取り等が固定された企画住宅。性能は建売のi-palletと同等

と切り返され、再度検討候補に戻した経緯が有ります。 

i-smileは坪単価が安いので、希望の間取りがあって、その間取りが建築予定の土地にちょうどハマれば、お得に家が立つと思います。
2013年9月の消費税増税前にキャンペーンで初登場した後、今回の2019年9月が2回目の販売だったようです。タイミングが合わなければ検討出来ない、レアな商品ですね。

結局、i-smileでは私の細かい要望が満たされず、i-smartより坪単価が高いグランセゾンの新発売とともに、グランセゾンの検討を行うこととなりました。

話がだいぶ逸れましたが、一条工務店が最上級グレードと謳うグランセゾンの性能は実物を見なくても、「大きく間違うことはないだろう」と安心しています。

また、私の住むエリアは次世代省エネ基準のⅤ地域(国内でも暑いエリア)であるため断熱材がEPSであっても、内外W断熱でなくても気になりませんでした。 むしろ、断熱性能を落としてそのコストを他に回した一条工務店の商品が有れば…と思っていたので、まさに好都合でした。 

本当は床暖房も不要と思っていたのですが、(本当は外して減額してもらいたいけど)まぁ付いててもいいか、くらいの感じです。

グランセゾンに決めた理由② ~デザイン~ 

他の大手ハウスメーカーのモデルハウスと比較すると、一条工務店のi-smartはどうしても素敵さが足りないと感じていました。
グランセゾンは新商品なだけあって、設備に最近流行りの凹凸感のある木目調シートが使われていたり、265cmのハイドア1階天井高265cm外壁のルーバー木目調軒天と、私の求めていた設備が標準で揃っていました。
他ハウスメーカーではオプションとなるケースが多いと思います。

i-smartのデザインを魅力的に感じていなかった我が家にとって、グランセゾンの登場は再び一条工務店を候補に戻すきっかけとなりました。

2×6工法のi-smartでは基本的に総2階の家となり、間取りの制限が多いのですが、グランセゾンは木造軸組工法であり間取りの制限が少ないことや、パラペットルーフの採用で外観にメリハリを付けやすくなったことも、商品のデザイン性を向上させています。

外観はやはりハイドロテクトタイルということでi-smartと似ています。 
タイルの種類が豊富だったらいいのにと、そこは少し残念に思っています。  

グランセゾンに決めた理由③ ~電力革命~

売電単価は年々下がる一方ですので、太陽光発電設備は外して見積りを提示するよう他メーカーには依頼していました。

ですが、一条工務店は2019年9月のキャンペーンで15万円/kWという価格(設置コスト)を打ち出していました。 市場価格と比べてかなり安い単価です。
調達価格等算定委員会は意見書の中で2018年の新築住宅用太陽光発電システム費は平均32.2万円/kW(中央値31.2万円/kW)と発表していますので、比べると異様に安いことが分かります。
調達価格をベースに収支バランスを踏まえて電力買取単価は決定されますので、他発電事業者に対する相対的な設置コストの低下は、明確に有利です
これに留まらず、一条工務店は10月のキャンペーンとして蓄電池設備をプラスして16.8万円/kWという単価を打ち出しました。

これはまさに革命的な価格です。

ソーラーシンギュラリティストレージパリティという言葉が有ります。 
2018年2月付で経産省は「ソーラーシンギュラリティの影響度等に関する調査」を報告し、その中で「ストレージパリティ」を「蓄電池を導入しないよりも、蓄電池を導入したほうが経済的メリットがある状態」と定義し、その成立条件を「戸建住宅では一般的な家庭において 6万円/kWhにおいて5kWhの蓄電池でストレージパリティに到達する。」としています。 つまり、5kWhの蓄電池を30万円で購入できれば、蓄電池の導入メリットがあるという事です。
外部環境要因は常に変化しますので現時点で一概に言えるものでは無いのかもしれませんが、一条工務店の打ち出した蓄電システム単価はストレージパリティへと至る革命的な価格と評価しています。
当然、発電・蓄電システムを導入しないという選択肢は無くなりました。  

電力革命についてはまた別途記事にしていますので、そちらも合わせてご確認ください。

以下に電力革命のチラシを掲載します。ご参考まで。
(写真が汚いのはご容赦ください^^;)

おわりに

言わずもがな、家づくりにおいてハウスメーカーの選定は非常に重要な選択です。我が家の場合、家づくりの検討を開始して以降、土地探しと並行してネット検索等による情報収集、展示場巡りを続けてきました。

殆どの人にとって、家づくりは初めての経験です。我が家が一条工務店を選択することができたのは、一条工務店施主の先輩ブロガーの皆様が残してきた沢山の記録が有り、その記録を基にハウスメーカーの是非を(あくまでも予想の範囲に留まりますが)判断することが出来たためです。地場のハウスメーカーはネット上の情報が少なかったため、今後一生住み続ける家を建ててもらう相手先として信頼するに足るのか、そうでないのか、その判断をするための情報収集が出来ませんでした。勿論、地場中小は企業の継続性(財務面やワンマン経営でないか等)の視点からもマイナス評価とせざるを得ないという事情も有りました。

ただ、ハウスメーカーの選定において、何に重きを置くかはその人(の性格)次第であり、ハウスメーカーの営業担当との相性や、地元の友人の口コミ、宣伝されている坪単価といった点を重視してハウスメーカーを選定される方も多いと思います。

私の場合、石橋を叩いて渡るタイプの人間で、インターネットも昔から好きでしたから、ネット上の情報収集とその評価にも重きを置いて、ハウスメーカーを選定しました。インターネットショッピングの普及に伴い、『ネットで商品のスペックと価格と口コミを調査した上で、信頼できそうな業者から購入する』という買い物習慣が付いている方は増えていると思います。展示場巡りにより、展示場で得た情報と営業担当者の印象を重視して契約するのは、日常の買い物で言うウィンドウショッピング(ここでは実店舗を見てまわり購入物を選択するという意味)みたいなもので、住宅のような一生に一度の買い物には適さないと考えます。勿論それで成功する方も沢山いますので、否定する訳では有りません。あくまでも私は、実店舗以外での情報収集を重視するタイプだということです。

ということで、おわりになってだらだらと書いてしまいました。言いたいことは、『消費者の選択行動は変わってきている』ので、それに合わせて『ハウスメーカーはもっと積極的に情報開示に努めるべき』であるが、一条工務店の場合は過去の施主の情報開示により情報収集が可能となっていて、かつ、その評価も悪くなく『他と比べると安心して家づくりが出来るハウスメーカー』となっていたため、私の場合はこの点も重視して一条工務店を選択した、ということです。

我が家と同じ一条工務店を選択するしないにかかわらず、皆様がハウスメーカーを選択するための情報収集先の一つとしてお役に立てるよう、今後もブログを書いていきたいと思います。

それではこれから、よろしくお願いします^^

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