一条工務店の基礎作り~完成編~

はじめに

一条工務店の『グランセゾン』を2020年6月に着手承諾し、2020年8月に着工した”たんどり”です。

我が家の基礎工事は先週完了しました。今回は、先日報告した配筋検査以降の基礎工事の状況について報告していきたいと思います。

写真で振り返っていきますので、文章少なめ、画像多めな記事となります。
役立ちそうな情報は少ないかもしれません。あまり期待せずにお読みください^^;

配筋検査の際は仕事を調整出来て上手いこと見学できましたが、配筋検査以降は殆ど見に行けませんでした。このため、見たかったのに見られなかった部分も有り、ちょっと心残りがあるところです^^;

前回までの基礎工事報告記事はこちら。

基礎底盤のコンクリ打設

9月初旬にベースコンクリートを打設しました。

ミキサー車が生コンを運んでくる
→ クレーン車に吊り下げた鉄の容器にコンクリを移す
→ その容器を基礎の上に移動させる
→ 容器の底板を外しコンクリを流し込む
→ 作業員が均す

そんな作業の繰り返しです。初めて見るので新鮮でした^^

画像の赤い○加振機(バイブレーター)でコンクリートを振動させ、狭い隙間にもコンクリが奥まで流れ込むように作業を進めます。

その後、コテで綺麗に整えていきます。

基礎底板内に鉄筋が埋め込まれていきます。バイブレーターを丁寧に掛けることで、鉄筋が密集した場所にもコンクリがきちんと流し込まれ、内部の隙間が無くなり、強度が上がります

打設中は幸い、天候に恵まれました^^(打設後は大雨でしたが^^;)

立ち上げ部の打設

基礎底盤の打設完了後は、立ち上げ部の施工準備が進められていきます。

底盤コンクリの養生期間は3日だったとのことです。元々は1日の予定でしたが、天候の影響で長くなりました。長くなった方が安心ですが、長過ぎると立ち上げ部との定着に不利という話もあるようですので、実際あまり気にしなくても良さそうです^^;

施工の様子

立ち上げ部のコンクリを流し込むため、内側に鋼製型枠が設置されています(画像は施工途中)。画像の右側と下側は、基礎底盤打設後の雨で水溜り状態です^^;

画像の上の方にあるプラスチックのパーツは一条工務店さんのオリジナルスペーサーです。内側の型枠を固定するため、セパレーターも使われています(画像下方)。中程に見えているパイプは配管用ではなく水抜き穴のようです。タテ半分にカットしたパイプを使っているようです。

基礎立上げ部との定着を良くするために、立上げ部の底の部分をレイタンス処理と言って奇麗に整える方法も有るようですが、そのような処理は行われていませんでした。このレイタンス処理の効果についても諸説あるようで、あまり気にしていません^^

立ち上げ部を打設した日は夜に現場を見に行きました。画像のとおり、ホールダウン金物用のアンカーボルトは若干斜めっていますね^^;

養生が終わり型枠が外された後です。先程の画像と同じ位置です。まぁ許容範囲ですけど、やはり斜めになっちゃってます。

基礎幅(基礎立上げ部の厚さ)

基礎幅は、17cmでした。建築基準法では12㎝以上とされていますが、12㎝は最低基準ですので、15㎝程度としているハウスメーカーが多いようです。一条工務店さんの基礎幅は、安心できる厚みだと思います。

基礎図面

基礎図面では16.5cmですので、余裕を持って施工されているようです^^

玄関ホール回りの基礎幅は14cmでした。ここは土間コンで覆われるため、幅が狭いんですかね。

アンカーボルトのかぶり厚

次はアンカーボルトのかぶり厚です。中心からズレているものも多いのですが、建築基準法上では4cmの確保が必要です。

ここはかぶり厚5.5cmでした。

緑の棒がホールダウン金物用のアンカーボルトです。中心を外れてはいますが、6cmですね。

これが気づいた中で中心から最もズレていた箇所です。しかも若干傾いています。かぶり厚はちょうど4cmでした。ぎりぎりでしたね^^;

事前に針金で結束しているのに、結構ズレてしまっています。施工上、基礎幅の中心に横筋が通っていて、その横筋に沿える形でアンカーボルトを設置するため、どうしても中心からズレが生じるようです。

基礎幅が厚いため建築基準法の4cmをどうにかクリア出来ていますが、施工精度が高いとは言い難いような気がします^^;

コンクリートの中性化は10年で1㎝程度進むと言われているようです。このため、基礎幅が厚いのは基礎の強度が長く保たれることになり有難いんですが、それにもかかわらず、かぶり厚が最低基準の4㎝というのは、少し残念です。

また、土台となる木材は、アンカーボルトを通すために穴が空けられます(アンカーボルトが土台に敷かれる木材を貫くイメージ)。アンカーボルトがズレている場合、木材の中心ではなく端の方に穴が空けられることとなり、木材の強度が弱くなってしまいます

アンカーボルトについては、もう少し丁寧に施工して欲しかったなと思います。

コシコート(防蟻材)

基礎水抜き穴は防蟻処理されていました。青い薬剤、コシコートですね。

土間コンの施工

玄関ポーチは、基礎とは別途施工されます。

ここは勝手口のステップです。

ここは未施工ですが、エコキュートの設置場所です。これから土間コンが入ります。

浴室の基礎断熱

浴室は基礎断熱ですので、点検等で床下を移動する際の出入り口部分(人通口)には取り外し可能な断熱材が設置されています。

多少の隙間は仕方ないですね。

まぁ、多少の隙間なので笑

配管関係

冷水管の集合部分です。保温のための青いカバーが根本まで覆われているので、OKです。地域によっては管の根本を別部材で更に覆うケースも有るようですが、我が家は温暖な地域なので、その施工ではないようです。

画像は省略しますが、温水管の方もカバーの施工はOKでした。

これはエコキュートの配管です。画像下の位置に薄型エコキュートが設置されます。

排水管はこんな器具で持ち上げられていました。画像上の方はコシコートが雨で少し流れた様な感じに見えて、少し心配です。

土間コン完成

土間コンまで完成した時点の写真です。

ここはウッドデッキの下の土間コンです。鉄筋無しの土間コン仕上げです。

玄関ポーチのコンクリ打設も完了しました。

おわりに

次に訪問した時は既に土台敷きまで完了していました。配管へのコシシーラーの施工や、玄関ポーチへの粒状防蟻剤の施工等、他にも確認したかった点があったのですが、残念ながら直接確認することが出来ませんでした。一条工務店さんを信じるしかありません^^;

色々と書かせてもらいましたが、基本的には、立派な基礎を作ってもらったと思っています^^
特にジャンカ等も無く(深基礎部分は除く)、コンクリも奇麗に仕上がっていました。

我が家は現在、建て方工事に入っていますので、また追って記事にしていきたいと思います。

それでは、またお会いしましょう^^

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