DIYシリーズ~壁掛けテレビを自分で施工~

早速ですが今回は壁掛けテレビの施工について紹介します。
新築住宅にネジを打つのは勇気が必要ですし、失敗して床にテレビが落ちた時のことを考えると非常に恐ろしいんですが、とりあえず我が家はDIYで設置できましたので、施工方法について簡単に紹介していきます。素人ならではの失敗も含めて記事にしていますので、ご笑覧ください^^;

着手承諾後に一条工務店さんに設置を依頼してみましたが断られてしまいましたので、自分でどうにか設置してみたわけなんですが、そういえば持込みエアコンの設置も断られてしまいましたし、そういうところの対応は渋かったですね。

今思えば、一条工務店さん経由で業者を紹介してもらうという頼み方にすれば良かったのかもしれません。まぁ安く上がったので良しとします^^

壁掛けテレビにした理由

壁掛けテレビを選択した一番の理由は、リビングを広く使えるようにするためです。テレビボードを置く場合、テレビの下に、ある程度のスペースが必要です。壁掛けにしておけばテレビボードのスペースを捻出する必要が有りません

ついでに言うと、テレビボードの角に足の小指をぶつけたり、子供がテレビボードに乗って遊ぶことも有りません笑。

また、ホコリも溜まりにくいため掃除も楽(エアダスターでホコリを落とす→床を掃除機orルンバ)ですし、見た目的にもスッキリします。見た目は好みの問題ですが^^;

我が家と同じくリビングが狭めな方には、特におすすめです。

壁掛けテレビとするための施工指示

テレビを壁掛けする場合に、ハウスメーカー側に事前に指示しておくべき事がいくつか有りますので、紹介しておきます。

壁下地補強

一条工務店の場合、壁下地補強を行うと、12mmの石膏ボードの裏に15mmの合板が貼られます。

テレビは重いので、石膏ボードだけで支えるのはハイリスクです。ホッチキスで石膏ボードに設置する方法も有るには有りますが、可能であれば事前に壁の下地補強を依頼しておきましょう

壁掛けにしたいから補強してね」と伝えておけば、設計士さんがうまく対応してくれるかと思います。心配な方は、壁補強範囲を細かく指定しておけば安心です。

私はこんな感じでイメージを作成して設計士さんに相談しました。

何度見ても分かりにくいんですが笑、この図を見ながらあれこれ相談して、補強範囲とコンセント位置を決めていきました。テレビのサイズ壁掛け金具の大体のサイズ感を把握しておくことがポイントかなと思います。

コンセント位置の指示

電源コード等がテレビの下に垂れ下がらないよう、コンセントの位置も事前に指定しておきましょう。壁掛けテレビの金具との干渉を避けるため、テレビ設置予定位置の中心から斜め上(右上か左上)のあたりを狙うと良いかと思います。

事前に壁掛けテレビ用の金具とテレビを決めておき、その形状とコード位置を踏まえて設置を依頼すれば確実です。ただ、壁掛けテレビ用の金具の形も色々有りますので、後からコンセント位置を踏まえて、それに合う形の金具を購入することも可能かとは思います。

ただ、テレビの設置場所は部屋の間取り的にベストな位置がある筈ですので、施工上の理由でそこに設置できない、ちょっとずらす必要が有る、というような状況は避けたいところです。

我が家のリビング周辺の間取り

また、安定性等を考慮してインターネットを有線接続する場合、コンセントと合わせてLANコンセントの設置も忘れないようにしましょう。

テレビ関連機器の収納場所確保

テレビボードを置かない場合、録画用HDDやゲーム機等の設置場所や接続方法を事前に考えておく必要が有ります。我が家はテレビの近くに机スペースを設け、そこにテレビ関連機器を設置することとしていました。

が、ちょっと問題が発生し、予定外の対応を取りましたので、後程紹介します。

用意したもの

壁掛けテレビ用の金具

まずは肝心の壁掛け金具です。

世の中に沢山の商品が出回っていますので、どれを選んでも大差無いとは思いますが、一応私の選んだ商品を紹介しておきます。

こちらのEonoというAmazonブランドの壁掛け金具を選択しました。

上下左右にテレビの視聴角度の変更が可能なこと、取付時の水平取りに失敗しても金具側で角度調整ができること、Amazonブランド(笑)ということで中華メーカーの中でも信頼性がマシレビューもまずまず、等々の理由からこれを選びました。

実際に取り付けた感想としては、かなりしっかりした作りで、これならテレビが落ちなさそうかな、という感じです(適当)。要は、良いモノでした。笑

どれにしようか悩んでいる方にはオススメできます。

ちなみにAmazonブランドということで、Amazonのセール期間中に安くなる可能性が高いようです。家の引渡し前、セール中に購入しておくことがオススメです。

電動ドリルドライバー

加えて、板にネジを打ち付けるため電動工具は必須です。インパクトドライバーとドリルドライバーで迷いましたが、私はドリルドライバーを購入しました。

素人はまずドリルドライバーから、というような口コミを読んで、なるほどなるほどと言う感じでドリルドライバーを選びました。ドリルドライバーとインパクトドライバーの違いは、打ちつける力の強さ、らしいです。実際にドリルドライバーで施工した感想としては、インパクトドライバーにしとけばもっと楽だったかも、と思っています笑。合板に打ち付ける分にはドリルドライバーで問題有りませんが、柱に太いネジを打つ時は、ドリルドライバーでは歯が立ちませんでした

ただ私の場合、事前にドリルドライバーのドリルで下穴を空けるという工程を省いてしまっていました^^;

下穴を空けておけば、ドリルドライバーでも十分対応可能だったかと思います。

私の購入したドリルドライバーはこちらです。なるべく力が強いものをということで、20Vのタイプです。最近は私もドリルで下穴という一手間を覚えたため、問題なく木ネジを施工できるようになりました笑。

ちなみに同じメーカーのインパクトドライバーはこちらです。やっぱりちょっと価格差があるので悩ましいですね。

木ネジ

壁掛けテレビ用の金具を購入すれば、適当なサイズのネジが付属しているかと思います。私が購入した金具にも付いていましたが、太くて長いネジが多く、合板(下地補強箇所)向けでは有りませんでした。

ということで、下地補強箇所用にどんなネジを使うべきか迷いましたので、参考に私が選んだネジを紹介します。ちなみに不安だったので一条工務店の監督さんにも確認しました^^;

合板用に私が使用した木ネジは、3cm程度のコーススレッドです。大まかに言うと、金具厚1mm+壁紙1mm+石膏ボード12mm+合板15mm=29mm以上の長さで、合板を貫通させるイメージです。全ネジタイプでネジの首まで螺旋が付いたモノを使用しましょう。

私は32mmのコーススレッドDAISOで購入しました^^

ダイソーで大丈夫かなと心配でしたが、案外問題なさそうです。勿論、ホームセンター的なところでも安く手に入りますので、心配な方はそちらで探すと良いかもしれません。

なお、空き配管を施工している場合、ネジが空き配管に刺さってしまう可能性も有ります。建築途中の様子を撮影しておくと、安心して施工できるかと思います

下地センサー

念のため下地センサーも購入しました。ボタンを押しながら壁をなぞっていくと、音が鳴って、柱なり下地合板の位置を知らせてくれます。下地補強位置を確認する際に使用します。

次に紹介する下地探し(針タイプ)と組み合わせて使用すれば確実です。

下地探し

上の下地センサーで大体の下地補強位置を確認した後、ネジを打つ前に、下地探し(針タイプ)を壁に刺し込んで下地の有無を実際に確認します。

針を壁に打ち込むため、壁には目立たない程度の小さい穴が空いてしまいますが、針先が下地に触れることで、下地の有無が確実に分かります

トイレットペーパーホルダーやタオルハンガー等を施主支給予定の方は、下地センサーと下地探しは必須アイテムです。

施工について

それではようやく施工方法に入ります。
ド素人が施工した方法ですので、これを叩き台としてご検討下さい^^;

施工した場所はこの左壁です。

試行錯誤しながら作業していたため、あまりいい写真が有りませんでした。ブロガー失格ですね笑。次に何かするときはなるべく写真を多めに撮るようにしたいと思います^^;

まずはテレビを設置する位置を決めて、分かりやすくマステを貼ります。テレビを付けたときにコンセントプレート等が隠れるか確認しましょう。

我が家はテレビの中心が床から115cm位になるよう、高さを設定しました。テレビの設置予定位置にマステを貼りながら良さそうな高さを検討して、この高さに設定しましたソファの高さも踏まえてテレビの高さを設定しましょう。

ちなみに、上で紹介した壁掛け金具であれば、テレビの高さも設置後にある程度調整可能です。

また、壁掛け金具の水平を取ることも忘れないようにしましょう。水平器は、上で紹介した壁掛け金具に小さいですが同梱されています

その後、壁掛け金具のネジ穴の位置に柱があるか確認します。我が家の場合、石膏ボードを貼る前の状態を撮影した写真が有りましたので、それを見てイメージしながら柱の位置を推測しました。

柱の位置を把握したかったのは、少しでも強度を高めるために、柱へのネジ止めは大きいネジを使用したかったからです。全て32mmのコーススレッドではちょっと不安かなと思いまして。

下地センサーも使用しましたが、壁の裏が柱でも補強した合板でもセンサーは反応してしまいます。下地探しの針タイプも使用しましたが、木に当たれば止まる=合板も柱も同じ、ですので、柱か合板かを見極めるのは難しいかと思います^^;

柱の位置は多分この辺だろうと予想して、太くて長いネジを打ち込んでみました。

ドリルドライバーではこの辺が限界でした。この後は、なるべくネジを深く刺すため、手でドライバーを力一杯締め込みました。が、ネジの頭がなめてしまいそうでしたので、現在もこのネジは完全には刺さり切っていません笑。まぁ負荷の大きい垂直方向には効果を発揮してくれると思うので、大丈夫だと思います^^;

今思えば、ドリルで下穴を空けなければこうなってしまいますし、最悪柱が割れてしまう可能性も有ります。我が家の反省を活かして、ちゃんと下穴を空けることをお勧めします。

柱の位置以外には、32mmのコーススレッドを計6本ほど打ち込みました。この位のネジであれば、ドリルドライバーでもどうにかなります。ちなみに、上の画像をよく見ると、金具の右端がギザギザしています。これは、マステに金具を重ねてしまった結果、マステが剥がせなくなってしまったという悲劇です。金具はマステに重ならないように設置しましょう笑。

うーん、今書きながら、最初からやり直したい衝動に駆られています笑。

私は壁掛けテレビの施工を最初に行い、その後、トイレットペーパーホルダー等の施工を行っています。先にトイレットペーパーホルダーの施工等から行っていれば、もう少しマシな施工ができたと思います。慣れない方がやる新築DIYの場合、施工の順番も考えた方が良さそうです^^;

さて、そんな感じで壁掛け金具を壁に設置したら、テレビの背面に壁掛け用のネジ穴(ネジ穴の間隔はVESA規格という統一規格)が有るので、そのネジ穴にテレビ背面セット用の金具(壁掛け金具の一部)を取り付けます。

後はテレビを持ち上げて壁掛け金具に背面セット用の金具を引っ掛けて、テレビを浮かせます。

その後、背面セット用の金具と壁掛け金具をネジで固定して終わりです。

テレビを持ち上げるのは一人では危険です。必ず二人以上で持ち上げましょう。また、持ち上げるときにテレビの薄い部分を持つと壊れてしまう可能性が有ります。テレビの持つ位置はメーカーホームページ等で確認しましょう。SONYの場合、二人がテレビの両サイドから下の厚みのある位置に手を掛け、横にもう片方の手を添えるような持ち方がオススメされています。

出典:SONY

私は妻に手伝ってもらいましたが、55インチ程度なら女性でも問題なく持ち上げられました

仕上がり

仕上がりはこんな感じです。

コード類はうまく隠れてくれました。

リビングテーブルが変な場所にあるのは気にしないでください。子供のおもちゃと化していて、子供がいろんな場所に移動させています^^;

裏側はこんな感じで配管がわしゃわしゃしています。

良く見ると、壁掛け金具の上にHDDが設置されているのが分かるかと思います。

これは冒頭紹介した失敗談に伴う副産物でして、、要は空き配管からUSBリピーターケーブル経由でレコーダー代わりのHDDを繋いだら認識しなかったため、ここに急遽HDDを設置したというものです。

その辺の話は、また空き配管の施工と絡めて別途紹介したいと思います。

おわりに

今回はDIYシリーズの第一回目として”壁掛けテレビの施工”を紹介しました。とりあえず今のところテレビが落ちたり、金具が緩んだりといったことはなく、安心してテレビを使えています。案外、素人でもどうにかなるもんだなと思っています。皆様も私の数々の失敗を糧に、壁掛けテレビDIYへチャレンジしてみてください^^

DIYシリーズは、当たり前ですがDIYしないと書けませんので、記事が書けるよう今後も色々と挑戦していきたいと思います。ただし、家の完成前にDIYを予告していた玄関前の壁へのエコカラット2階洗面台へのタイル施工は今のところ予定が全く立っていません笑。そのうち空き配管絡みで一つ記事を書きたいと思います。

それでは最後に、マイホームデザイナーで作っていたイメージを紹介します。

なかなか近い感じになっているんじゃないでしょうか^^
やっぱりマイホームデザイナーは家づくりの最強ツールだと思います。皆様も是非ご活用ください^^

それでは、またお会いしましょう^^

コメント

  1. 斎藤 より:

    初めまして。
    私も今自分で壁掛けテレビ施工しようといしておりまして1つ質問なのですが壁補強部分にコーススレッドを使用したとのことですが壁掛け金具のネジ穴よりコーススレッドのネジ径が小さく固定できる気がしないのですがいかがでしたか?

    • たんどりたんどり より:

      返事が遅くなりスミマセン。
      自宅の写真を見返してみました。確かにコーススレッド径の方が金具の穴よりも小さいですね。
      私の場合、壁掛け金具に付属していたワッシャーを噛ませて、対応しました。強度的にどうかという問題は有りそうですが、感覚的には大丈夫そうでした!

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