次世代住宅ポイントとは
一条工務店の『グランセゾン』を2020年6月に着手承諾した”たんどり”です。
今回は予定を変更し、オプションと設備の紹介シリーズではなく別の話です。
残念ながら我が家は対象とならなかった『次世代住宅ポイント制度』について書きたいと思います。
別の記事を書いている中で、『今更ながら我が家は何故対象外だったんだっけ?』と気になり始めましたので、今回調べてみました。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い工事予定が遅れた場合にどうなるのか、という点について我が家の事例を中心に紹介します。
我が家と近い状況の方もいると思いますので、対象外となったことについて腑に落ちる助けとなれば幸いです。
また、これから家づくりを行う方は、こんな制度があったんだという程度の参考情報としてご覧ください。
制度の概要
次世代住宅ポイント制度とは、一定の省エネ性、耐震性、バリアフリー性能等を満たす住宅や家事負担の軽減に資する住宅の新築やリフォームをされた方に対し、さまざまな商品と交換できるポイントを発行する制度です。
https://www.jisedai-points.jp/user/about/(公式サイトより)
ということで、高性能な住宅を作った場合に国からポイントが貰えて、そのポイントを家電商品等と交換できるという制度です。ポイントの発行申請は2019年6月3日から開始となり、2020年3月31日をもって通常の新規受付が終了しています。
ポイントは概ね1ポイント=1円で換算され(交換対象商品は独自にポイント設定されているため市場価格とは若干の乖離があったようです)、住宅の性能に応じて最大35万ポイントが貰えます。一条工務店の家であれば、性能的に最大の35万ポイントがGETできていたと思われます。
35万も有れば、ルンバやらオーブンレンジやら、、、夢が広がっていたところなんですが、残念です。
ちなみに、『エコポイント』という呼ばれ方もしますが、『エコポイント』とはこの『次世代住宅ポイント制度』に採用されることで貰えるポイントの名称です。
我が家は次世代住宅ポイント「コロナ対応」の対象?
我が家の家づくりは、こんなスケジュールで進んでいます。
2019年10月 工事請負契約
2020年6月 追加・変更工事請負契約
2020年8月 着工予定
元々はもう少し早く進んでいく予定でしたが、コロナの影響で一条工務店のフィリピン関連会社が稼働停止となり、図面がなかなか作成されず、検討が中断していた時期が有りました。これもあって、追加・変更工事請負契約(一条工務店で言う着手承諾)が当初予定より遅れています。
ただし元々、次世代住宅ポイントのスケジュールは下表の真ん中に記載されている通り、『2020年3月中の着工』というルールであり、そもそも請負契約当初から対象となるか微妙なスケジュール感でした笑。
営業担当は次世代住宅ポイントを見積に入れて減額要因に挙げていましたし、間に合えばラッキーという感覚で進めていました。
表の右側は、コロナ対応で延長となった次世代住宅ポイントのスケジュールです。コロナ対応による延長分は、2020年4月7日以降の契約、かつ、2020年8月までに着工した住宅が対象となります。
これを見て私は、『やっぱり我が家も対象?』と期待しました。
我が家の場合、2020年4月7日以降に『追加・変更工事請負契約』、かつ、2020年8月までに着工、という状況だったからです。
一条工務店からは『対象外でした』という報告は受けていますが、詳細の説明はされていません。一条工務店が対象外と判断していたとしても、施主側から申請してしまえば通る可能性も有るのでは?と考えました。
ということで、期待しながら更に色々と確認していくと、希望を打ち砕くこんな注意書きが見つかりました。
赤い下線の部分です。
コロナ対応分の場合、2020年4月7日以降の『追加・変更工事請負契約』ではダメで、原契約つまり『工事請負契約』が2020年4月7日以降でなければ、対象とならないようです。
一条工務店で契約する場合、とりあえず仮の図面でも『工事請負契約』を結んでしまいます。その後、更に打合せを重ねて(我が家の場合10回以上)、着手承諾前に最後の確認として、『追加・変更工事請負契約』を締結します。これが着工のGOサインとなり、ここから着工のスケジュールが固まっていきます。
我が家の場合は、『工事請負契約』の原契約ベースで見ると、上の表の真ん中(2019.4.1~2020.3.31)に該当しますので、やはりコロナ対応分の対象とはなりませんでした。
となると別の疑問が湧いてきます。
2020年4月以降に契約した人は追加で対象と認められたのに、2020年3月までに契約した後、コロナの影響で3月までに着工できなかった人は救われないのか?という点です。
我が家は「災害等やむを得ない理由により着工が遅れた場合」に該当
改めて上記の疑問を調べてみると、そこは別の手当てが行われていました。
上のページで書かれている通り、コロナを含むやむを得ない理由で着工が遅れている人は、2020年6月30日まで着工の遅延を認めるという追加ルールです。
そういえば、3月くらいにそんな話を聞いた気がします笑。
我が家の場合、2020年3月までに契約していますのでこのルールに該当し、2020年6月までに着工していれば対象となっていた、ということになります。
やっぱり我が家は対象外 ~情報収集の大切さ~
ということで、改めて対象外となった理由を確認できました。
家づくりの検討を進める中で、2020年3月頃に制度が延長されたという話は聞いていましたが、具体的に制度延長の詳細を確認しないまま対象外となってしまいましたので、この記事を書くにあたり制度を改めて調べ、ようやく理解できました。
2か月ほど着工が早まっていれば我が家も対象となっていたわけですが、その最後の2か月間で、細かい図面の変更を沢山行っています。次世代住宅ポイントに引っ張られて着工を無理に早めていたら、それらの変更は行えていなかったと考えると、35万円分の家電は非常に勿体ないのですが、やはり仕方ないなと思えます。
こうやって理由付けして自分を納得させています笑。
しかし、次世代住宅ポイントに限らず補助金関係の情報は、家づくりの忙しい中でも、ちゃんと自分で情報収集しておくことが重要ですね。
営業担当が詳細まで説明してくれる場合もあるかと思いますが、自分でしっかり理解しておけば、補助金と自分のコダワリ、どっちを取るかという選択を能動的に行えます。(我が家は結果的に自分のコダワリである家づくりの検討延長を選択した形)
自分で選択した結果として、補助金の対象外となるのであれば、より納得感を得られるはずです。
既に終わりが見えている制度の詳細を紹介する記事でしたので、実際誰の参考になんねん、という気もしますが、参考になるところがあれば幸いです。
以上、我が家の反省でした。
次回は、オプション・設備の紹介シリーズに戻り、玄関ドア、インターホン、ワイヤレスカメラの連携について紹介します。
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